現役ファイナンシャルプランナーが、郵便局の養老保険のポイントに迫る
いよいよ郵便局が民営化されました。旧郵便局が取り扱っていた簡易保険(簡保と書いてかんぽと読むこともありました)も、名前が変わって「かんぽ生命」となったようです。
さて、ひところ郵便局の職員は、簡保時代に扱っていた「一時払い養老保険」は、黙っていても売れてしまうほど、人気商品でした。毎日お客さんおところのお茶を飲みに行きさえすれば、養老保険は売れていたなんて夢のような時を過ごせたそうです。
さて、この「養老保険」って、どんな保険なのでしょうね。ちょっとお勉強してみましょう!
「養老保険」とは・・・
養老保険とは、よんで字のごとく「老後を養う」保険です。つまり老後の生活として貯蓄をしておきましょう!という目的で入る保険です。基本は、「貯蓄目的で入る保険」だということを覚えておきましょう。
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平成バブルの頃は、運用利回りがとても高かったので、養老保険の掛け金(正確には保険料と呼びます)を一括で60万円ほど納めると、10年後には養老保険の満期金が100万円くらいになりました。
しかも、保険が付いているのです。例えば万一被保険者が死亡したときには、保険金の払い込みはもちろん免除され、満期金と同額または倍額の死亡保険金が受け取れる。つまり100万円か200万円が受け取れるというのです。また、被保険者が入院した場合には、入院給付金が支払われるというのですから、貯金もしながら保障もタダ同然で付いてくるような商品が郵便局の一時払い養老保険だったのです。
「こんな夢のような一時払いの養老保険なら寝ていても、売れますよね?」って、郵便局の職員に聞いたことがあります。すると・・・・「今なら、簡単に売れると思いますが、当時は他にもいい金融商品があったので一番売れていたというわけではないのですよ」とのことでした。
なるほどねぇ〜、バブルの頃は株の方がもうかりましたからね。問題になった変額保険なんかもありましたしね。納得です。
今は、掛け金(保険料)を運用する金利が低いために、お金が増えるという魅力はほとんどありません。実際に掛け金を計算してもらいました。
例)30才の男性が20年後に300万円を貯蓄する目的でかんぽ生命の養老保険に加入したら・・・
毎月の掛け金は13,710円です。もちろん前述したような保障も付いてます。さて計算してみましょう。
13,710円を20年間支払ったらいくらになるでしょうか?答えは3,290,400円です。
つまり、支払った金額より少なくなってしまうということです。保険が付いているのですからしょうがないといえばそれまでなのですが・・・。昔の簡保の養老保険を知っている人から見ると、全く魅力がありませんね。
もっとも、この商品を扱っている職員も魅力を感じていないようですので、説明にも余り力が入っていないようでした。
<<私の結論>>
民営化した郵便局かんぽ生命の養老保険だけじゃなく、他の保険会社の養老保険と比較して、養老保険に入るようにしよう!
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